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アメリカワシミミズク

◎野生フクロウのエサ◎

和名 アメリカワシミミズク
英名 Great Horned Owl
学名 Bubo virginianus


アメリカワシミミズクは非常に多彩なエサ動物を捕食しています。その内容は、ウサギやネズミなどの小型哺乳類、水鳥などの鳥類、両生類、爬虫類、魚類、昆虫類をはじめとする無脊椎動物まで、多岐にわたっています。さらに気候条件が厳しい時には、動物の死骸を食べることもあります。

通常は哺乳類が最も重要な獲物で、エサの90%を占めています。哺乳類以外では、鳥類がエサの約10%を占め、小型のスズメ類やガンなどの水鳥、オオアオサギなどの大型鳥類まで、幅広く捕獲しています。アメリカワシミミズクは大型の猛禽類であり、生体系の頂点にいますので、他の猛禽類や巣立ち前のヒナを襲うこともあります。

アメリワシミミズクはアメリカ大陸の南北に広く分布していますので、生息地域によって、食性にかなりの地域差があります。例えば、カナダ北部におけるアメリカワシミミズクのエサに関する調査によると、この地域ではカンジキウサギを多く捕食していましたが、その割合はウサギの密集度に依存していました。データでは、エサの中でカンジキウサギが占める割合は1386%と幅があり、ウサギの密度が低い地域では割合も低く、それに代わる獲物としてハタネズミ、ジリス、鳥類などを捕食していました。つまり、アメリカワシミミズクにとってはウサギが最も捕獲性・栄養性に優れた獲物であるということがいえます。

一方、アルゼンチンにおける調査では、哺乳類が獲物の69%と大部分を占めていましたが、その他は、甲虫(21%)やサソリ(5%)を含む節足動物が最も一般的でした。そして鳥類や爬虫類、両生類はほとんど捕食されていませんでした。

アメリカワシミミズクの狩りは、概ね夕暮れや夜間に行われ、日中行われることはあまりありません。狩り場は通常、広範囲に見渡せるような大きく開けた地域、例えば森林の境界や開拓地、湿地の周囲、氷結しない水域などです。

アメリカワシミミズクの狩りの方法は、木の枝などから地面すれすれまで急降下して、地上ギリギリのところで水平飛行して獲物を仕留めます。さらに獲物が期待できそうな場所の上空で羽ばたいたり、滑空したりして獲物を探索することもあります。また時には地上を歩いて獲物を探したり、水の中を歩いたりすることも報告されています。

大型フクロウらしく、獲物は強靭な足と鋭い爪を使って捕らえます。そして小さな獲物はそのまま丸のみにし、ウサギなどの大きな獲物は、いったんバラバラにしてから飲み込みます。




参考文献:

Manfred Heidenreich (1995), Birds of prey medicine and management, Blackwell Science, Inc., MA

J d Hoyo, A Elliott and J Sargatal(1999), Handbook of the birds of the world Vol.5, Lynx edicions, Barcelona

Hand, Thatcher, Remillard and Roudebush, 本好茂一監修(2001),小動物の臨床栄養学第4版, マークモーリス研究所日本連絡事務所, カンザス州トピカ

 Boxes, baskets and platforms / artificial nest sites for owls and other birds of prey, Sue M. Dewar and Colin R. Shawyer, the hawk and owl trust, London

 Fredric L. Frye, 松原哲舟監 (1997), 飼育下爬虫類の食餌,  LLL Seminar



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