◎野生フクロウのエサ◎
和名 アオバズク
英名 Brown Hawk-Owl
学名 Ninox scutulata
アオバズクは、主にトンボやガなどの飛翔昆虫を捕食しています。アオバズクはこれらの獲物を飛びながら捉えており、飛翔能力の高さがうかがえます。また小さいカニなども食べているようです。さらにトカゲや両生類、小鳥や哺乳類など、様々な脊椎動物も捕食しています。よく「アオバズクは昆虫食である」と言われますが、実際はそのようなことはありません。アオバズクも他の小型フクロウと同じく、機会があれば、もっと獲物として適している餌(栄養があり、たくさん、簡単に捕れるもの)を食べるのです。
アオバズクの狩りは、主に夕暮れ前に行われます。森林の境界線や耕地など、半分開けた環境が主な狩り場となります。小鳥や哺乳類が捕獲できれば、これらを餌としたいところですが、このような条件下では、どうしても昆虫の捕食割合が多くなります。
参考文献:
Manfred Heidenreich (1995),
Birds of prey medicine and management, Blackwell Science, Inc., MA
J d Hoyo, A Elliott and J Sargatal(1999), Handbook of the birds of the
world Vol.5, Lynx edicions, Barcelona
Hand, Thatcher, Remillard and Roudebush, 本好茂一監修(2001),小動物の臨床栄養学第4版, マークモーリス研究所日本連絡事務所,
カンザス州トピカ
Boxes, baskets and platforms / artificial nest sites for owls and other
birds of prey, Sue M. Dewar and Colin R. Shawyer, the hawk and owl trust,
London
Fredric L. Frye, 松原哲舟監 (1997), 飼育下爬虫類の食餌, LLL Seminar
|