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1.フクロウ・ミミズクへのエサの与え方

1.フクロウ・ミミズクへのエサの与え方

自然界でのフクロウ・ミミズクは生きている獲物を捕って食べる、肉食のハンターです。飼育下でもエサは動物系にものになりますが、今のところフクロウ専用の良質なペットフードはありません(外国製の猛禽フードはありますが嗜好性などが問題)。このためフクロウ類のエサは野生下で食べているエサを参考に、数種類の生の(または冷凍の)エサ動物を組み合わせて与えることになります。具体的には、昆虫(コオロギ、ミルワーム、シルクワームなど)、マウス、ラット、ヒヨコ(初生雛)、ウズラ(成鳥、雛)などを組み合わせて与えます。単一のエサを長期に渡り用いることは、栄養の偏りが出てくる可能性があるので避けたほうが賢明です。昆虫類は主にコノハズクなどの小型ミミズク用に、ラットや成ウズラは主に大型のフクロウ用に用いられることが多いです。人間用の精肉は、ミネラル等栄養素の偏りが大きいため、基本的に与えません。さらにペット用のサプリメントを添加することもありますが、現在フクロウ類の真の栄養要求量は分かっておらず、やみくもに使うのは危険です。

給餌の頻度は11〜数回で、一度に食べる量が少ない場合には分けて与えると良いでしょう。小型フクロウでは危険なので避けた方が賢明ですが、大型フクロウの飼育では、時にエサを抜く日を作るケースや、フライトの訓練をする際、与えるエサの量を減らして体重をしぼるケースがあります。これは栄養失調による衰弱の危険性をはらんでいますし、個体差も大きいので、十分様子を見ながら行うようにしてください。健康であるかどうか分からない時は、エサの量は減らさない方が賢明です。ペットのフクロウで死因の多くを占めているのは「餓死」です。フクロウの健康管理に精通していない方は、むやみにえさを抜いたり、減らしたりしないでください。

フクロウ・ミミズクにエサを与える際、大きいものは切って与える必要があります。野生のフクロウ類はエサ動物を丸呑みにすることが多いですが、フクロウの種類やエサの大きさによってはちぎって食べる場合もあります。また大きなエサが苦手な個体もいますので、ペットフクロウの大きさや個体に合わせて適度な大きさにカットしてから与えると良いでしょう。カットする際、ナイフや包丁では皮の部分が切りにくく思いのほか使い勝手が悪いため、キッチンばさみの利用がお勧めです。

フクロウに与える生のエサは、常温では急速に腐敗が進みます。食べ残したものは早めに処分してください。フクロウの中には、残った餌を隠すのもがいます。このようなエサは病気の原因となりますので、速やかに除去してください。

あと、エサのほか新鮮な水も与える必要があります。猛禽類は食べ物から水分を取っていますのであまり水を飲みませんが、フクロウが飲みたいときにはいつでも飲めるよう、水は常に用意しておきましょう。


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