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メンフクロウ

◎野生フクロウのエサ◎

和名 メンフクロウ
英名 Barn Owl
学名 
Tyto alba


 小型フクロウ類のなかでもメンフクロウは、エサに関して最も詳細に研究されているフクロウです。この鳥のエサを知ることは、他の小型フクロウのエサを知る上で大いに参考になると考えられます。加えてメンフクロウ類は世界中に広く分布しており、各地に適応してどのようなエサを食べているのか、大変興味深いところです。特にヨーロッパと北アメリカでは最も広範囲に調査・研究がされており、加えてイスラエル、アフリカ、南アメリカ、オーストラリア他多数の地域でも多くの研究が行われています。

 メンフクロウのエサに関する報告では、エサの実に74100%(ほとんどのケースでは90100%)が小型哺乳類でした。そしてたいていはエサとなる哺乳類は数種類に限定されており、そのほとんどをネズミとハツカネズミが占めていました。これらに加え、ヨーロッパや北アメリカではハタネズミ、ホリネズミ、トガリネズミ、アフリカではさらに食虫目動物、スナネズミ、南アメリカではさらにフクロネズミ、オーストラリアではさらにオニネズミ、有袋類、グライダが占めていました。他には、幼ウサギやノウサギ、モグラ、コウモリ、スカンク、シロテン、イタチなどの哺乳類も捕食していました。

ヨーロッパと北アメリカにおける研究では、哺乳類の他に、鳥類も捕食していることが分かっています。鳥類のなかには、ねぐら入りしている燕雀類、例えばツグミ、ムクドリ、スズメ、ハタオリドリ、フィンチなどが含まれています。さらに世界中を見まわしてみると、数としては少数ですが、エサとして局所的に重要になっている鳥類もいます。例えば、海鳥、小型のアオサギ、チョウゲンボウ、若いツカツクリ、ウズラ、家禽、ミフウズラ、レール、チドリ、小さい渉禽類の鳥から、ハト、インコ、カッコウ、スイフト、カワセミ、小型のキツツキなど、実に様々な種類の鳥種がメンフクロウのエサとなっていることが報告されています。

それ以外の獲物としては、アマガトカゲ、カナヘビ、キノボリトカゲ、スキンク、ヤモリ、カメレオン、ヘビトカゲ、ヤマカガシ、カエル、ガマ類、小さな魚(例えばマス、ローチ、コイ、ラッド、パーチ、トウゴロウイワシ)、大きめの昆虫(例えばバッタ、カブトムシ、カマキリ、ガ、スズメバチ、シロアリ)、クモ、サソリ、ミミズなどのほうこくがあります。さらに、まれに腐肉を食べていることもあるようです。

ただしこれら非哺乳類の獲物は多くの場合、偶発的、または日和見的に捕えているようです。しかし、いくつかの熱帯地域や半不毛な地域では、エサの多くをこれら非哺乳類が占めています(例えばアフリカの一部地域や離島などでは、エサほとんどをトカゲと無脊椎動物が占めていたりします)。

さらに、恒常的なエサとは異なりますが、繁殖中の親鳥はヒナが孵化後、不要となった卵殻やヒナの排せつ物を食べています。また時折、巣内のヒナは共食いをすることもあります。食べられてしまう側のヒナの直接の死因はあまり分かっていませんが、兄弟のうち、若い方のヒナが年上のヒナに殺されて食べられてしまったという記録はあります。

いくつかの温帯地域における研究では、それまで主要なエサとなっていた獲物が不足したり、激減したりした場合、メンフクロウはエサを他の獲物へ切り替えることができず、ほとんどの個体が飢餓してしまうことが分かっています。例えば、環境の変化によりネズミまたはハツカネズミが爆発的に増殖した場合、それに伴ってメンフクロウは個体数を急激に伸ばしますが、若い個体が過剰に増え過ぎると、今度はエサが足りなくなり、そのほとんどが餓死してしまうのです。このような増殖・減少サイクルは、ネズミの伝染病などによっても生じます。メンフクロウは、それまで捕食してきた獲物に特化したハンティング方法を自ら変えて獲物を捕まえることができないのか、または、食べ慣れたエサのみを好む傾向があるようです。


参考文献:

Manfred Heidenreich (1995), Birds of prey medicine and management, Blackwell Science, Inc., MA

J d Hoyo, A Elliott and J Sargatal(1999), Handbook of the birds of the world Vol.5, Lynx edicions, Barcelona

Hand, Thatcher, Remillard and Roudebush, 本好茂一監修(2001),小動物の臨床栄養学第4版, マークモーリス研究所日本連絡事務所, カンザス州トピカ

 Boxes, baskets and platforms / artificial nest sites for owls and other birds of prey, Sue M. Dewar and Colin R. Shawyer, the hawk and owl trust, London

 Fredric L. Frye, 松原哲舟監 (1997), 飼育下爬虫類の食餌,  LLL Seminar


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