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ニシアメリカオオコノハズク

◎野生フクロウのエサ◎

和名 ニシアメリカオオコノハズク
英名 
Western Screech Owl

学名 
Otus kennicotti


 

ニシアメリカオオコノハズクのエサは昆虫類、ネズミやコウモリおよびモモンガなどの小型哺乳類、そして鳥類です。さらに少数ですがカエルや爬虫類なども捕食しています。偶発的に捕れる獲物や一般的な小型の生き物が、このフクロウのエサとなっています。米国オレゴン州における調査によると、エサとなる生き物のうち、無脊椎動物が79.8%とかなりの割合を占めており、残りの20.2%が脊椎動物でした。エサ動物の内訳は甲虫類が21.4%、バッタ類とコオロギ類が合わせて52%で、昆虫の仲間が圧倒的に多く捕食されていました。また脊椎動物の中ではキヌゲネズミ科のげっ歯類が一番多く、脊椎動物のうち40.2%に上りました。冬季の米国ユタ州では、エサとなる動物は鳥類が51.3%で最も多く、次いで24.9%を哺乳類が占めており、23.8%が昆虫類でした。イエスズメの食渣が、このフクロウが吐き出すほとんどのペリットの主要な構成成分となっていました。このようにさまざまな種類のエサを捕食するのは、ニシアメリカオオコノハズクはかなり広い狩場を持っていて、生息地で捕れるエサに適応しているためと考えられています。さらに米国アイダホ州における調査によると、獲物の大きさはたいてい1635gの範囲内でした。逆にもっと小さかったり大きかったりするネズミを狩ることもありますが、それらを利用するのは、より小さく若い獲物であれば、それだけ弱く自身が怪我を負うリスクを減らせるし、逆に大きい獲物であれば、それらを捕らえ殺すときに消費するエネルギーが少なくて済み、リスクに見合うからと考えられています。

ニシアメリカオオコノハズクは基本的に夜行性のフクロウです。主に黄昏時や日没後45分以内に活発に獲物を探し回ります。木の枝などに止まって獲物を待つ、待ち伏せ型のハンターで、パーチ上から飛び降りて獲物に襲い掛かります。そして短い距離を追跡したのち捕えます。また飛びながらコウモリを捕えることもあります。さらに地面を歩きながらミミズを探し回る姿も観察されます。

 

 



参考文献:

Manfred Heidenreich (1995), Birds of prey medicine and management, Blackwell Science, Inc., MA

J d Hoyo, A Elliott and J Sargatal(1999), Handbook of the birds of the world Vol.5, Lynx edicions, Barcelona

Hand, Thatcher, Remillard and Roudebush, 本好茂一監修(2001),小動物の臨床栄養学第4版, マークモーリス研究所日本連絡事務所, カンザス州トピカ

 Boxes, baskets and platforms / artificial nest sites for owls and other birds of prey, Sue M. Dewar and Colin R. Shawyer, the hawk and owl trust, London

 Fredric L. Frye, 松原哲舟監 (1997), 飼育下爬虫類の食餌,  LLL Seminar



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