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カラフトフクロウ

◎野生フクロウのエサ◎

和名 カラフトフクロウ
英名 Great Grey Owl
学名 Strix nebulosa


野性下におけるカラフトフクロウのエサは、小型の哺乳類や鳥類、カエル、大型昆虫類などです。小型哺乳類の中では、特にげっ歯類が重要な獲物となっています。繁殖期間中は主にノネズミをエサとしており、その割合は大変高く90%以上にものぼります。その他の哺乳類はオオシロハツカネズミ、リス、ノウサギ等を食べており、また、冬にはしばしばトガリネズミも捕食しています。

さらに鳥類では、ライチョウくらいの大きさまでなら、獲物として狩ることがあります。意外なところでは昼行性猛禽であるアシボソハイタカを捕食した記録も残っており、カラフトフクロウの攻撃性と素早さが推し量れます。

狩りは通常夕方から夜間にかけて行われますが、時に昼間行うこともあります。カラフトフクロウは大変耳が良いため、その能力を生かした方法で獲物をとらえます。例えば、通常の狩りでは枝に止まったまま聴力を働かせつつ地面を注視し、音と視覚によってエサを探します。獲物を見つけたら、上空100mまで飛翔し、その後一気に降下して、一撃で仕留めます。また冬場でもこの優れた聴力があれば、雪の下にいる餌動物を、音のみで発見することができます。たとえ姿が見えなくても、音で積った雪の下に獲物がいることが確認できれば、ハンティングに入ります。一度上空まで飛翔して、頭から一気に降下しますが、この時カラフトフクロウは足指を強く握りしめており、地面を覆った雪を、落下する時のエネルギーを利用して足で突き破ります。そして鋭い爪で雪の下にいる獲物を正確につかみ取ります。カラフトフクロウはかなり硬い凍結雪面でも足で突き破ることができ、その深さは実に45cmにも達します。この方法で冬の間、雪と氷に覆われたフィールドでも、狩りを行うことができるのです。

捕獲した餌動物、特に小型の哺乳類は、通常丸のみにします。しかしそれより大きな獲物、例えばノウサギやライチョウなどは、いくつかの小片に引き裂いてから食べます。



参考文献:

Manfred Heidenreich (1995), Birds of prey medicine and management, Blackwell Science, Inc., MA

J d Hoyo, A Elliott and J Sargatal(1999), Handbook of the birds of the world Vol.5, Lynx edicions, Barcelona

Hand, Thatcher, Remillard and Roudebush, 本好茂一監修(2001),小動物の臨床栄養学第4版, マークモーリス研究所日本連絡事務所, カンザス州トピカ

 Boxes, baskets and platforms / artificial nest sites for owls and other birds of prey, Sue M. Dewar and Colin R. Shawyer, the hawk and owl trust, London

 Fredric L. Frye, 松原哲舟監 (1997), 飼育下爬虫類の食餌,  LLL Seminar


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