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ススイロメンフクロウ

◎野生フクロウのエサ◎

和名 ススイロメンフクロウ
英名 Greater Sooty-owl
学名 
Tyto tenebricosa


 ススイロメンフクロウは他のメンフクロウ属の鳥とは異なり、エサの大部分を樹上性の哺乳類が占めています。もちろん地上にいる小型の哺乳類や、まれに小型の鳥類も捕食します。注目すべきはその獲物の大きさで、900gのリングテイルポッサムから18gの小型ネズミまで、大小さまざまな獲物をエサとして捕らえています。ピグミーポッサムやネズミカンガルー、小型ワラビー、オニネズミ、小型フクロネコ、シンリンコウモリ、ウサギ、大〜小型ネズミ、ツグミ、ハサミムシ、甲虫類などがエサとなり、獲物の種類は多岐にわたります。さらにニューギニアでは大型のワラビー類も死肉として食べられているようです。ススイロメンフクロウは大きく開けた口で、獲物の頭骨を丸呑みにしますが、とらえた哺乳類はしばしば前四半分を食べ、残りは捨ててしまいます。

 ススイロメンフクロウの狩りは、茂った森林の樹冠や樹間で行われることが多いです。もちろん地面付近で獲物を捕らえることもあります。オーストラリアでは草木があまりない開けたところでは、周囲の低い枝から飛んで狩りをすることは稀ですが、ニューギニアでは開けた草地でも近場の高い木から降りて普通に狩りをする姿が見られます。オスはメスを従えて森の樹冠を飛び周り、狩りを行います。パーチ中、あるいは飛行中に獲物を見つけると、獲物めがけて地面すれすれまで舞い降りて捕えます。森林が伐採され、切り開かれた地域では、道路わきのような開けた土地で狩りをすることが多く、その場合必然的に地上性の獲物の割合が高くなります。


参考文献:

Manfred Heidenreich (1995), Birds of prey medicine and management, Blackwell Science, Inc., MA

J d Hoyo, A Elliott and J Sargatal(1999), Handbook of the birds of the world Vol.5, Lynx edicions, Barcelona

Hand, Thatcher, Remillard and Roudebush, 本好茂一監修(2001),小動物の臨床栄養学第4版, マークモーリス研究所日本連絡事務所, カンザス州トピカ

 Boxes, baskets and platforms / artificial nest sites for owls and other birds of prey, Sue M. Dewar and Colin R. Shawyer, the hawk and owl trust, London

 Fredric L. Frye, 松原哲舟監 (1997), 飼育下爬虫類の食餌,  LLL Seminar


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